被害者にならない為の知識-精神薬を学ぶ-

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副作用の軽視

脳のほんの一部の事だけを持ってして薬は語れません。
睡眠薬にせよ、抗うつ薬にせよ、抗精神病薬にせよ脳にだけ作用するものではありません。

例えば、セロトニンは脳内にあるのは極わずかで、大部分は他の臓器に存在します。脳関門は、脳を守るために不必要な物質が入らないようにごく小さい物質しか入れません。向精神薬はその最大の脳関門を通過する物質ですから、他のあらゆる臓器に対してはもっと影響が大きいのです。
SSRIは、血液中の血小板に作用して血小板異常を起こします。出血傾向が高まります。微細な脳梗塞や脳出血に加え全身の出血傾向を起こしやすくなります。
他のモノアミンに対しても同様です。
先日ブログで取り上げた過活動膀胱薬は、まさに脳以外のモノアミン作用を利用した治療薬です。
http://ameblo.jp/sting-n/entry-11426378736.html

その薬のごく一部の作用を取り上げて、その極一部の治療効果を過大評価し、その他の作用による不都合な作用(副作用)を過小評価する姿勢がこの精神医療被害に共通する誤りです。

このリスクとベネフィットのバランスがすこぶる悪いのです。
体と脳(こころ)は不可分の関係ですが、よく被害者の証言で聞かれる医師の身体的副作用を軽視する姿勢は厳しく非難されるべきです。それぞれの薬の副作用情報を見れば、その多くが脳以外の部位に作用することで引き起こされていることが判ります。

口渇、便秘、甲状腺異常、不眠、性機能障害・・・皆、脳以外の臓器に対する作用による副作用が疑われます。

・薬はずっとまなければならない。
・副作用は我慢するべき。

などとすぐに口にする医師には、薬を扱う資格などありません。
副作用が出たら、薬を減らす選択をまずするべきでしょう。
(少なくとも医薬品添付文書にはそう書いてある。)
自殺の副作用がある薬を飲んで、自殺願望が生まれたなら、薬を疑うのは当たり前でしょう。
副作用を学べば、その薬の本当の姿が見えてきます。

最近になってしつこく言って来たCYPの件は随分と語られるようになってきました。
裁判でもCYPが扱われるようになり、先日の日本脳炎ワクチンで死亡した児童の件に対する学会の意見にもCYPのことが記載されています。
ならば、現場の医師は、CYPに対する最も重要な次の事実を念頭に置いて治療にあたるべきです。

CYP3A4 量が多く日本人に欠損はいない。
CYP1A2 日本人の10人に1人が欠損
CYP2D6 日本人の4人に1人が活性が半分
CYP2C19 日本人の5人に1人が欠損

副作用被害の多くには、CYP阻害薬(パキシル、デプロメール、古い抗うつ剤、リスパダール)が絡んでいます。
そもそも、CYPのことを念頭に置いていれば、多剤大量処方など出来る訳がないのです。

この副作用を認めない姿勢が、自らの処方を批判されたくないとか、漠然とした薬の安全神話に基づいているとすれば、それは医療者のチンケなプライドや無知から来るものと判断せざるを得ません。

まずは、こうした不適切な処方を止めさせねばなりません。
個別の薬剤の問題は、それを排除したうえで評価させねばなりません。
適正使用が守られてはじめて、個別の薬剤の是非が問われるのです。

副作用軽視の姿勢が正された上で、医師の言うとおり薬を飲めと言うなら理解は出来ます。しかしこの体たらくな状況で盲目的医師に従うことは命取りになりかねません。

我々市民は、自ら薬の基本を学ぶべきです。
ましてや、医療サービスの従事者には必須です。

参考資料
セロトニン仮説
http://mailmagazine997.blog.fc2.com/blog-entry-28.html
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  1. 2012/12/16(日) 15:12:39|
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