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SSRI副作用と減薬

■SSRI副作用

精神科治療学多剤大量処方特集2月号
「気分障害治療における多剤併用がもたらす精神症状の複雑化-田島治医師」より引用

重篤な希死念慮の無かった6例のうつ病患者にフルボキサミン(ルボックス、デプロメール)を投与したところ、

これまで経験したことのない強度かつ暴力的な希死念慮のとらわれが2~7週間後に出現した。この状態は、フル

ボキサミンの中止後、3日間~3か月持続した。

SSRI割賦症候群
1. 希死念慮のあるうつ病患者を割賦
2. うつ病が逆に悪化
3. アカシジア(強い焦燥と運動不穏)の惹起
4. パニックと不安の惹起
5. 躁や躁鬱混合状態の惹起
6. 不眠や睡眠構造の障害の惹起
7. 強迫的な自殺へのとらわれの惹起
8. 敵意を伴うボーダーライン状態の惹起
9. 脳波活動の変容の惹起

抗うつ剤の長期投与で生じる問題
・逆説効果(うつの悪化)
・双極性障害における抗うつ剤誘発性スイッチ
・抗うつ剤に対する耐性の出現
・種々の離脱反応の出現
-離脱による気分の正常化
-抗うつ剤中止による気分効用
-抗うつ薬離脱躁病・軽躁病(気分安定剤併用下でも出現)
-抗うつ剤の長期投与による脳の変化が元に戻るのには抗うつ剤離脱後も数か月以上かかる。

SSRIによる情動変化
1. 全般的な情動の変化
-全情動の強さが低下ないし情動欠如、情動平板化ないし鈍麻
-感情より思考に、感情の理解が困難に
-感情が偽者で人工的に感じる、情動コントロールが容易に
2. 要請感情の低下
-強さと頻度が低下(興奮、喜び、楽しさ、愛情、情熱、熱狂いずれも)
3. 陰性感情の低下
-強さと頻度が低下(悲しみ、怒り、攻撃性、不安、心配)

■SSRIの減薬

米国減薬サイト
http://www.comingoff.com

出来たばっかりのサイトのようですが、SSRIの減薬についての記述があります。
本記事は、その解説です。

このサイトでは、SSRIの減薬に対して、ベンゾジアゼピンの減薬時のように薬物血中濃度の長いSSRIへの置き換

えを推奨しています。しかしながら、以下の理由で置き換えは同意しません。

1.ベンゾジアゼピンのように薬効、薬理が類似しておらず。同じSSRIといってもその作用機序は随分と相違が

ある。
2.SSRIのなかで唯一半減期の長いフルオキセチン(プロザック)は日本で未承認。

同記事に薬物相互作用の記述があります。その中で併用薬との減薬の順番についての記述がありますので転載し

ます。

Fluoxetine and Fluvoxamine increase plasma concentration of Carbamazepine therefore come off

Carbamazepine first.
デプロメール(ルボックス)とカルバマゼピンの併用時は、カルバマゼピンを先に減薬せよ。

Fluvoxamine increases plasma concentration of Olanzapine, therefore come off of Olanzapine first
デプロメールとオランザピンの併用時は、オランザピンを先に減薬せよ。

Fluvoxamine increases plasma concentration of some benzodiazepines, therefore come off of

benzodiazepines first
デプロメールとベンゾジアゼピンの併用時は、ベンゾジアゼピンを先に減薬せよ。

Plasma concentration of Paroxetine is reduced by Carbamazepine therefore come off Paroxetine first.
パキシルとカルバマゼピンの併用時は、パキシルを先に減薬せよ。

Paroxetine increases plasma concentration of Procyclidine therefore come off Procyclidine first. If

you are taking a neuroleptic (anti-psychotic) also, come off the neuroleptic before starting to

reduce Procyclidine.
パキシルと抗パ剤は、抗パ剤を先に、もし抗精神病薬も併用していれば、抗精神病薬を先に減薬せよ。

Sertraline increases plasma concentration of Pimozide, therefore come off of Pimozide first
ジェイゾロフトとピモジドはピモジドを先に減薬せよ。

このサイトでは、薬物相互作用で影響を受ける側の減薬を先に行う事を推奨しています。
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  1. 2013/01/02(水) 15:56:33|
  2. 抗うつ薬
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