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向精神薬の副作用症状の多くが自律神経症状
向精神薬の服用後に生じる様々な副作用症状。もっとも知られているのは、抗コリン作用を持つ向精神薬によって引き起こされる便秘や口渇。医薬品添付文書には、これらの症状が出れば薬を減らすか止めるように記載されているが、多くの場合副作用止めとして便秘薬が処方され投薬は継続されることも多い。これらが進めば、さらにイレウスや水中毒といった重篤な症状に陥る場合もあります。自律神経のバランスから見れば、便秘も口渇も交感神経優位の状態です。また、減薬過程で様々な離脱症状に困っている方々の症状もまた交感神経優位でもたらされる症状と見事に一致します。
このことに気が付いてから、減薬中で様々な不快な身体症状を伴う20名以上の方に病院で自律神経の指標である白血球の分画を調べて頂いたら、ものの見事に全員交感神経優位の状態でした。離脱症状で一番多い訴えは不眠であるが、睡眠ももちろん副交感神経優位でもたらされるものです。その他、向精神薬服用者は、自己免疫疾患(リュウマチ、橋本病、甲状腺異常、SLE)などの症状、QT延長や頻脈などの心疾患症状、またパーキンソン症候群やアカシジアや遅発性ジスキネジアなどの神経症状、痛み等を訴える方も多数いらっしゃいます。これらの症状も、交感神経優位でもたらされる自律神経症状として捉えれば説明可能です。
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- 2014/11/12(水) 11:58:09|
- 自律神経
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